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【懇切丁寧w】ケーブルクロスオーバーマシン自作マニュアル

まずラットマシンのオプションを備えたパワーラックが設置されていることが条件ですが、ホームセンターで売っている材料を揃えるだけで案外まともなケーブルマシンの設備を整えることができます。

▼完成図

純正ではないもののパワーラック取付用のオプションキットが販売されていたり、既に自作された方が動画が上げられていたりします。それらを参考にして、なるほどパワーラックさえあれば案外リーズナブルに実現できそうだという事でディップススタンドに続き久々の懇切丁寧wシリーズ第2弾、今回はケーブルクロスオーバーマシンを自作してみました。

▼材料選びで9割決まります

以下の部品を2個づつ用意。

・滑車(※ロープ直径6mm対応)

・ワイヤーロープ 6mm 2メートル

・六角ボルト ネジ 10×90 (ボルト1ヶ、ワッシャー2ヶ)※

・アイナット M10(10mm)

・ハンドル

 

※今回はタフスタッフ製のパワーラックを対象に部材を選んでいます。ネジの長さだとかは柱の厚みで変わってきますので他のメーカーのパワーラックをお使いの方は要注意です。

 

以下の部品を4個用意。                        

・カラビナ(大小2ヶづつ)

 

ハンドルとカラビナは既に所有していた物を使いましたが、その他はホームセンターと個人商店の工務店で購入しました。総額は5,000円も掛かってないくらいかと思います。

 

▼超重要!滑車を選ぶ際の注意点                                                

amazonで買えるラインナップでこれだけ揃ってるのでどれを選べばいいのか迷うこと必至。使用するワイヤーロープの直径に適合している事だったり最低限機能を満たしていれば、どれでも大丈夫…と言いたいところですが


最初にamazonで購入したステンレス製のホイールを備えた滑車を試したところ高い音を響かせて非常にぎこちない回転でやり辛く注油しても改善されず、今後永続的に使用していくことを考慮すると、これはありえない。


というわけで金属製のホイールは適してないって、ここでもそういう書き方をしようとしたのですが、ちょっと待てよ。それよりも滑車ぐらいは実際に手に取って回転がスムーズか否か確かめるべきだったかなと。

結局、あまり期待せずに訪れてみた近所の工務店でたまたま在庫にあったナイロン製のホイールで事足りました。

▼大失敗のステレンレス製

▼こちらが結果的に正解だったナイロン製

▼両端アイ加工ワイヤーロープ 6mm 2メートル(ナイロン被膜)

吊具、玉掛けロープというジャンルのアイテムで、画像にある輪っかをアイ加工というそうです。もちろん両端そうなっていて、尚且つナイロン被膜が施されているタイプを選びましょう。そうでない剥き出しのワイヤーでは滑車との摩擦が酷くて相性が最悪でしょうから。


▼滑車にワイヤーを通してからホイールをはめる。

滑車によってはボルトを回して一旦ホイールを外さないと、ワイヤーを通らないこともあるかと思います。私の場合はもともと金具部分とホイールが別個だったので組み立てが必須でした。まあ、全然簡単なんですが。


▼パワーラックの柱に金具を取り付けて滑車を吊るす
ネジが長過ぎる際は間にボルトを咬ませて調整しましょう。

▼ハンドルがチープな件について

コンテストのパンプアップ用に購入したゴムチューブに付属していたハンドルを利用。ちゃっちいので壊れ次第、ちゃんとした物を揃えようと思ったら…

 

▼そんな矢先にぶっ壊れました

ハンドルがポキンと折れてしまいました。晴れて新品に買い換えと相成りました。

 

▼ケーブルをロープーリーに装着

▼これがやりたかったッ!!

待望の新種目。まだやり慣れてませんが、刺激はちゃんと感じ取れてます。

 

▼しかしクロスオーバーしかやらないなんて勿体ない!

セーフティーラックの留め具の部分のネジを付け替えてアイナットを装着してみました。ここに付いていると高さ調節がある程度可能になるので、中段や下段からも引くことができるという訳です。

 

▼今度は打って変わってハイプーリーにケーブルを装着

▼サイドレイズ!!

今までは片側づつやってましたが、これで左右一度に鍛える事が出来るようになりました。立った姿勢でやるとケーブルの伸び代が足らないので膝立ちで。引っ張った時にセーフティーが若干上がってしまうので重しとしてシャフトを乗っけてます。

 

一時期真剣に大規模な模様変えでもしてクロスオーバーのマシンを設置することを検討したこともありましたが、そこまでせずともパワーラック一台分のスペースでやりたい事はほとんど可能になりました。これで全てが補完されたわけではありませんが、家でこれだけできれば大満足です。

 

 

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コメント: 11
  • #1

    神山 (日曜日, 21 7月 2019 12:38)

    いろいろ参考にさせてもらってます。恐縮ですが、この滑車はどちらで購入されたものでしょうか?なかなか適切なものが見つからず困っています。差し支えなければ購入店舗を教えてください。よろしくお願いします。

  • #2

    マイティ☆タロー (水曜日, 24 7月 2019 01:18)

    神山さん

    近所の工務店で買ったんですがたまたま掘出し物だったみたいで在庫無いそうです。私ももう一組欲しいと思ったんですが、やる気ないみたいで笑、取り寄せもしてくれませんでした。

    今amazonで見てみたら以前よりもナイロン製の品数が増えていたので、良いのが見つかるかもしれませんね。

  • #3

    神山 (金曜日, 26 7月 2019 22:29)

    ありがとうございます。頑張って探してみます。

  • #4

    たかちゃん (水曜日, 07 8月 2019 21:07)

    拝見させて頂きました。
    プーリーを留める金具が何処を探しても見つかりません(>_<)
    なんという部品でしょうか??

  • #5

    TK (日曜日, 11 8月 2019 01:04)

    たかちゃんと同じく、私もその部品を探しています。
    ケーブルについても、同条件のものをホームセンターで探していますが見つかりません。販売店を教えていただけますと幸いです。
    よろしくお願いいたします。

  • #6

    マイティ☆タロー (火曜日, 13 8月 2019 00:53)

    たかちゃんさん、TKさん

    シンプルに「輪軸」と呼ばれていますね。私も調べてみて今知ったばかりです。
    しかし、これ単品で扱っているところが見つからない…
    amazonでプーリーは安価であるんですけどね。

    ↓ナイロン製のプーリーではありませんが、もし回転が滑らかであれば、これでもいけるかもしれません。ポチる前に登山用品のお店で直接手にとって確かめる必要がありますね。
    20kN ベアリングモバイル マイクロプーリー クライミングプーリー 最大ロープ12mm
    https://www.amazon.co.jp/dp/B07L5N146M/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_UIyuDbV2CSXVC

    ワイヤーロープでしたら、ここで買えますよ。
    http://www.monotool.jp/onlinestore

  • #7

    たかちゃん (土曜日, 17 8月 2019 16:38)

    親切にありがとうございます(o^^o)
    滑車のみ購入したので輪軸というものを、もう少し探してみます(o^^o)

  • #8

    John Doe (日曜日, 08 9月 2019 19:49)

    横から失礼致します。

    滑車を固定する金具ですが、
    ヤ〇オクで「ステンレス コの字金具、吊り金具、ステー 足長形 75x45」というもので代用できます。こちらの金具であればM10ボルトにも合います。
    私はその金具にイースタンプーリー90を組み合わせて使っています。
    作成にあたり、こちらの記事が大変参考になりました。
    ありがとうございました。

  • #9

    マイティ☆タロー (月曜日, 16 9月 2019 11:34)

    John Doeさん

    貴重な情報を補足していただいて、ありがとうございます。
    皆さん、これで完成させられるはずなので(*´∀`)♪

  • #10

    ベラボーマン (木曜日, 12 12月 2019 22:26)

    ハンドルはどこのがおすすめですか?

  • #11

    マイティ☆タロー (金曜日, 13 12月 2019 18:05)

    ベラボーマンさん

    ゴムチューブの付属品という扱いではなく、左右1組の単体で販売されてる物なら、どれでも大丈夫だと思いますよ。